
日本を代表する漆器のひとつ「山中塗」の作家として新しい漆芸作品を作り続ける吉田華正さんが手掛ける「硝胎漆器抹茶碗」をご紹介します。

工房で制作中の吉田華正さん
「山中塗」塗師・吉田華正さん
日本を代表する漆器のひとつ「山中塗」は、石川県加賀市の山中温泉地区で作られ、「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」に対して「木地の山中」として知られています。
茶道具を中心に制作する吉田華正さんは、山中の地で1940年に蒔絵師・吉田栄作氏の長男として生まれ、15歳で中内耕峰氏に師事し、蒔絵やデザインを学ばれました。その後、1990年には全国漆器展で日本放送協会会長賞受賞をはじめ、日本伝統工芸石川支部展日本工芸会賞などの受賞を重ね、1998年に「伝統工芸士」に認定されました。
日本の花鳥風月や琳派などの古典文様を自らの感性で昇華させ、独自の美意識と技量に加え、進取の精神で新しい漆のカタチを追求。そこから生み出される茶道具の数々は、多くの茶人に愛好されています。
吉田華正作・硝胎漆器抹茶碗
「硝胎漆器抹茶碗」は、華正工房で研究開発した独自の技法により、熱処理や漆塗りを繰り返して誕生した新しい感覚のお茶碗です。
耐熱ガラスの内側に漆や金箔が施され、外側は欅の木粉を漆で固めて文様が描かれています。
漆があることでお茶碗が熱くなりにくいほか、手に持った際も滑りにくくて持ちやすく、温かい感触が手になじむ造りになっています。
是非この機会に独創性あふれる「硝胎漆器抹茶碗」をお手元でお楽しみください。

吉田華正《硝胎漆器抹茶碗 金地 若松蒔絵》
素材:ガラス・漆
サイズ:約 径15.5×高さ7cm ※桐箱付
価格:82,500円

吉田華正《硝胎漆器抹茶碗 銀地 唐松蒔絵》
素材:ガラス・漆
サイズ:約 径15.5×高さ7cm ※桐箱付
価格:77,000円

吉田華正《硝胎漆器抹茶碗 月に光琳水蒔絵》
素材:ガラス・漆
サイズ:約 径15.5×高さ7cm ※桐箱付
価格:77,000円

吉田華正《硝胎漆器抹茶碗 月に紅葉蒔絵》
素材:ガラス・漆
サイズ:約 径15.5×高さ7cm ※桐箱付
価格:77,000円