三越伊勢丹 名画版画コレクション Vol.8
東山魁夷「道」彩美版®プレミアム(美術複製画)

三越伊勢丹 名画版画コレクション Vol.8 東山魁夷「道」彩美版®プレミアム(美術複製画)

近代日本画壇で国民的画家と称された巨匠・東山魁夷氏(1908-1999)の代表作「道」彩美版®プレミアム(美術複製画作品)をご紹介いたします。

東山魁夷「道」彩美版®プレミアム(美術複製画)

東山魁夷「道」彩美版®プレミアム(美術複製画)
技法:彩美版®プレミアム
制作数:500部
イメージサイズ:約 65.2×49.3cm
額サイズ:約 83×64.7×厚さ3.4cm
価格:550,000円

東山魁夷「道」彩美版®プレミアム(美術複製画)の
ご案内

国民的画家・東山魁夷が描く詩情豊かな景色
深い精神性を宿した不朽の名作
※共同印刷株式会社発行のパンフレットより抜粋

東山魁夷は、自然の美しさを静謐に描写する風景画で魅了し続ける、昭和と平成を代表する日本画家です。本作品「道」は、画家として初期の頃に描かれた作品で、確立しつつあった「シンプルな画面構成」「青系統の色調表現」の特色が顕著に出ています。取材地は、青森県八戸の種差海岸にある国道です。当時実際にあった建物などを略筆し、象徴性の高い、心象風景のような作品となっています。
描かれた上り坂の一本道は、鑑賞する私たちの進む前途や希望と重なり、自分自身を奮い立たせ、また内観させる問いかけをしてくるようです。

東山魁夷「道」額なし

作品解説 松本 猛氏
(長野県立美術館 東山魁夷館元館長)

東山魁夷が国民的画家と呼ばれるようになったきっかけが、1950年に発表された「道」でした。魁夷はこの作品について「私にとっては遍歴の果てでもあり、又、新しく始まる道でもあります。」と語っています。1950年という年は敗戦から5年目、ようやく復興の兆しが見えはじめてきた時期です。
魁夷は、戦争末期の1945年7月に37歳で召集され熊本へ送られます。爆弾を抱えて戦車に肉弾戦を挑む迫撃兵二等兵としての訓練を受け、死を覚悟します。そのころ教練で登った熊本城天守閣跡から眺めた阿蘇の山並みの美しさが魁夷の心を強く打ちます。その直後に敗戦を迎え、魁夷自身は生き永らえたものの、母と弟を立てつづけに亡くし、すべての肉親を失います。翌1946年の日展では落選、47年、絶望のなかで山並みに自分の心を重ねて描いた「残照」が特選を受賞します。以来、魁夷は風景画家として立つことを決意し、自分の心象風景に投影させて絵を描くようになります。「道」はその象徴的な作品です。
(付属解説書より抜粋)

彩美版®プレミアムとは
「彩美版®プレミアム」は、作品の繊細な色合いや鮮やかな発色を効果的に表現するために生み出された技法です。最新のデジタル加工処理技術を施した高精度プリントを、職人の熟練した手業により高級アクリルガラスに貼合(てんごう)。光沢感ある透明アクリルガラスは作品をより美しく華やかに彩ります。UVカットのアクリルガラスは貴重な作品を保護し、紫外線による退色や酸化による劣化を防ぎ、長期にわたる作品の保存を可能にします。

額裏には著作権承継者の承認印・限定番号が入れられた奥付シールが貼られ、そこには共同印刷株式会社が開発したセキュリティーシールが貼付されています。
お手持ちのスマートフォンなどで、フラッシュをたいて撮影すると、本作品が共同印刷が発行する真正な複製画であることを判定することができます。

優美なデザイン額

作品が浮き出して見える優美なデザイン額で、これまでにない臨場感をお愉しみいただけます。

プレミアム断面

彩美版®プレミアムを横から見た様子(イメージ)
※上から、透明アクリル硝子・彩美版®版画作品・アルミ複合板・台座

限定番号と著作権継承者の承認印が押された奥付シール(イメージ)

限定番号と著作権承継者の承認印が押された奥付シール(イメージ)
※奥付シール・解説書の表記は、初版発行当時のものを使用しています

原画所蔵美術館のご案内

東京国立近代美術館
(The National Museum of Modern Art, Tokyo)

所在地 〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
電話 050-5541-8600(ハローダイヤル)
詳細はホームページ等にてご確認ください。

東山魁夷「緑響く-特装版-」彩美版®プレミアム
(美術複製画)
仕様体裁

東山魁夷「緑響く-特装版-」彩美版®プレミアム(美術複製画)
仕様体裁

技法:彩美版®プレミアム
制作数:500部
額縁:特注浮き出し加工木製額(シルバーフレーム/背面メタリック梨地)
イメージサイズ:約 65.2×49.3cm
額サイズ:約 83×64.7×厚さ3.4cm
重さ:約 5.5㎏
許諾:東山魁夷著作権承継者
証明:東山魁夷著作権承継者の承認印が額裏貼付の奥付に押印されます。
解説:松本 猛氏(長野県立美術館 東山魁夷館元館長)
原画所蔵:東京国立近代美術館

東山魁夷 Kaii Higashiyama(1908~1999年)

東山魁夷 Kaii Higashiyama(1908~1999年)

1908年 横浜に生まれる。
1926年 東京美術学校日本画科に入学、在学中を通じ特待生に選ばれる。
1931年 東京美術学校日本画科を卒業、結城素明に師事し雅号を魁夷とする。
1933年 ドイツ留学。ベルリン大学で美術史を学ぶ。
1947年 「残照」 を描いて以来、風景画家として立つことを決意する。
1950年 はじめて日展審査員となる。「道」を制作。本作品によって画壇及び社会的に認められるようになる。
1956年 第11回日展出品作「光昏」により、日本芸術院賞を受賞する。
1965年 日本芸術会員に任命される。 日展理事に就任する。
1968年 皇居新宮殿の大壁画「朝明けの潮」完成。
1969年 文化勲章受章、文化功労者として顕彰される。
1976年 ドイツ連邦共和国功労大十字勲章受章。
1980年 唐招提寺壁画を完成。
1990年 長野県信濃美術館 東山魁夷館開館。(現・長野県立美術館 東山魁夷館)
1999年 逝去。享年90。従三位勲一等瑞宝章を追贈される。パリで東山魁夷展開催。
2005年 香川県坂出市に東山魁夷せとうち美術館開館。永年居住の地であった千葉県市川市に東山魁夷記念館開館。

彩美版®美術複製画シリーズ

 

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