三越伊勢丹 名画版画コレクション Vol.14

近代日本画壇で国民的画家と称された巨匠・東山魁夷氏(1908-1999)の代表作のひとつ「静映-特装版-」彩美版®プレミアム(美術複製画作品)をご紹介いたします。

東山魁夷「静映-特装版-」彩美版®プレミアム(美術複製画)
技法:彩美版®プレミアム
制作数:800部
イメージサイズ:約 28.4×57.0cm
額サイズ:約 40.8×69.4×厚さ3.5cm
価格:363,000円
東山魁夷「静映-特装版-」彩美版®プレミアム(美術複製画)のご案内
※共同印刷株式会社発行のパンフレットより
作品解説 松本 猛氏(長野県立美術館 東山魁夷館元館長)
魁夷は、ささやかな自然の息吹のなかに、美しいリズムを発見して、それを切り取って画布の上にあらわす天才でした。 (中略) 「静映」を左からでも、右からでも少しずつ横に見ていくと、そこに形と色による旋律とリズムが浮かび上がってきます。この絵を描きながら、魁夷の心にはどんな音楽が響いていたのでしょう。魁夷はまた、「自然は心の鏡」※といい、自然のなかに自己を没入させることによって、自然の微妙な心や自分自身の心の奥を見ることができると語っています。
(付属解説書より抜粋)
※東山魁夷が好んで色紙などに書いていた言葉

彩美版®プレミアムとは
「彩美版®プレミアム」は、作品の繊細な色合いや鮮やかな発色を効果的に表現するために生み出された技法です。最新のデジタル加工処理技術を施した高精度プリントを、職人の熟練した手業により高級アクリルガラスに貼合(てんごう)。光沢感ある透明アクリルガラスは作品をより美しく華やかに彩ります。アクリルガラスは貴重な作品を保護し、紫外線による退色や酸化による劣化を防ぎ、長期にわたる作品の保存を可能にします。
額裏には著作権承継者の承認印・限定番号が入れられた奥付シールが貼られ、そこには共同印刷株式会社が開発したセキュリティーシールが貼付されています。
お手持ちのスマートフォンなどで、フラッシュをたいて撮影すると、本作品が共同印刷が発行する真正な複製画であることを判定することができます。

作品が浮き出して見える優美なデザイン額で、これまでにない臨場感をお愉しみいただけます。

彩美版®プレミアムを横から見た様子(イメージ)
※上から、透明アクリル硝子・彩美版®版画作品・アルミ複合板・台座
限定番号と著作権承継者の承認印が押された奥付シール(イメージ)
※奥付シール・解説書の表記は、初版発行当時のものを使用しています
東山魁夷「静映-特装版-」彩美版®プレミアム(美術複製画)
仕様体裁

技法:彩美版®プレミアム
制作数:800部
額縁:特注浮き出し加工木製額(シルバーフレーム/メタリックマット梨地)
イメージサイズ:約 28.4×57.0cm
額サイズ:約 40.8×69.4×厚さ3.5cm
重さ:約 2.9㎏
許諾:東山魁夷著作権承継者
証明:東山魁夷著作権承継者の承認印が額裏貼付の奥付に押印されます。
解説:松本 猛氏(長野県立美術館 東山魁夷館元館長)
原画所蔵:長野県立美術館
本作品は、共同印刷株式会社発行の彩美版®プレミアムによる新感覚の美術複製画で、2015年に発売した同名の作品をご家庭に飾りやすいサイズにし「特装版」として制作されたものです。
東山魁夷 Kaii Higashiyama(1908~1999年)
1908年 横浜に生まれる。
1926年 東京美術学校日本画科に入学、在学中を通じ特待生に選ばれる。
1931年 東京美術学校日本画科を卒業、結城素明に師事し雅号を魁夷とする。
1933年 ドイツ留学。ベルリン大学で美術史を学ぶ。
1947年 「残照」 を描いて以来、風景画家として立つことを決意する。
1950年 はじめて日展審査員となる。「道」によって画壇及び社会的に認められるようになる。
1956年 第11回日展出品作「光昏」により、日本芸術院賞を受賞する。
1965年 日本芸術会員に任命される。日展理事に就任する。
1968年 皇居新宮殿の大壁画「朝明けの潮」完成。
1969年 文化勲章受章、文化功労者として顕彰される。
1976年 ドイツ連邦共和国功労大十字勲章受章。
1980年 唐招提寺壁画を完成。
1982年 「静映」制作。
1990年 長野県信濃美術館 東山魁夷館開館。(現・長野県立美術館 東山魁夷館)
1999年 逝去。享年90。従三位勲一等瑞宝章を追贈される。パリで東山魁夷展開催。
2005年 香川県坂出市に東山魁夷せとうち美術館開館。永年居住の地であった千葉県市川市に東山魁夷記念館開館。