世界の名画版画コレクション MASTERPIECE REVIVAL ~by STUDIO ART WALK USA~ スタンラン・ロートレック特集(リトグラフ作品)

『LOVE』の彫刻作品で有名な現代アーティストのロバート・インディアナをはじめ、多くのコンテンポラリーアートの作品制作に携わったスティーブ・ミラー氏が「STUDIO ART WALK USA」にて素材・色彩・仕上げ、それぞれにこだわり抜いて制作した複製版画(リトグラフ作品)をご紹介します。
本特集では、19世紀末から第一次世界大戦開戦頃までパリを中心に花開いたベル・エポック期に活躍した、スタンランとロートレックによる名品の中から、今なお世界中の美術愛好家に愛されている作品3点(リトグラフ作品)をご紹介します。
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テオフィル・アレクサンドル・スタンラン『猫』
技法:リトグラフ
制作工房:STUDIO ART WALK USA
制作年:2021年 (原作ポスター制作年:1896年)
制作数:100部
イメージサイズ:約 55.0×39.0cm
額サイズ:約 79.5×63.0cm
価格:165,000円
この作品の原作ポスターは1896年に制作されました。パリのモンマルトルにあったキャバレー「ル・シャノワール(黒猫)」の巡業公演を告知するポスターです。黒猫の光輪には“Mont-joye Montmartre”(モンジュワ モンマルトル)と描かれていて、かつて存在したフランス王国の掛け声(勝鬨・かちどき)で「モンジュワ サンドニ!」が用いられたことから、これはモンマルトルで殉教したパリの守護聖人サン・ドニにかけたものと思われます。
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アンリ・トゥールーズ・ロートレック『ムーランルージュ』
技法:リトグラフ
制作工房:STUDIO ART WALK USA
制作年:2021年 (原作ポスター制作年:1891年)
制作数:100部
イメージサイズ:約 55.0×34.0cm
額サイズ:約 79.5×58.0cm
価格:165,000円
この作品の原作ポスターは1891年に制作され、現在はロートレック美術館(フランス)などに所蔵されています。現在もフランス、パリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を描いた作品で、描かれている人物は、奥の金髪の女性が名物ダンサー「ラ・グーリュ」、そして手前の影法師のような男性は「骨なしヴァランタン」と言われています。
版画工房
STUDIO ART WALK USA
1991年にロサンゼルスで設立された「STUDIO ART WALK USA」のスティーブ・ミラー氏は、新宿アイランドのシンボル『LOVE』の彫刻作品を制作したロバート・インディアナなど、アメリカを代表するアーティストのオリジナル版画をはじめ、挿画本・ポスター・復刻版画などの制作活動に携わっています。
この工房で制作された作品は、その優れた品質で人気があり、アメリカのマルコファインアーツやアートドットコム、オールポスターズを通じて、アメリカの数多くの地域で販売されています。
「STUDIO ART WALK USA」のリトグラフ作品
リトグラフ作品には、工房の厳しい審査基準をクリアした証として、作品の下部中央に「STUDIO ART WALK USA」のエンボス刻印がなされ、スタジオが発行した証明書シールが裏面に貼付されます。摺師スティーブ・ミラー氏の直筆署名が入っており、アメリカの有名版画作品と同等のクオリティであることの証しとなります。
リトグラフ作品のエンボス加工とサイン(イメージ)
額裏に貼付される「STUDIO ART WALK USA」発行の証明書(イメージ)