アダム・リスターの個展を伊勢丹新宿店で開催|世界の名作をピクセル化した、現代の抽象画

世界の名作をピクセル化した、現代の抽象画|アダム・リスターの個展 特集ページのキービジュアル

著名な絵画やアニメのキャラクターなど、誰もが知っているモチーフをピクセル化し、現代の抽象画として描くアダム・リスター(Adam Lister)。どの作品も、一目見るだけでオリジナルのモチーフをイメージできる一方、同じぐらい元の要素がわからないように描いているというユニークなアプローチです。アパレルブランドとのコラボレーションも多く、ファッションやポップカルチャーとも親和性が高いアダム・リスターの作品を「イセタン ザ・スペース」で展示販売。

今回のイベントでは、美術史上に残る名画を再構成した作品を展示販売するほか、<A BATHING APE®/ア ベイシング エイプ®>とのコラボレート作品やTシャツもご紹介いたします。

Reimagined

□2024年10月2日(水)~10月23日(水)
□伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース
公式Instagram:@isetan_the_space

※掲載の情報につきましては、諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。必ず事前にホームページを確認してからご来店ください。

1.アート・グッズ

アート

  • アダム・リスターのアート ゴッホのひまわり の画像

“Vase with Three Sunflowers”

Acrylic paint on canvas
約 46×61cm

  • アダム・リスターのアート レオナルドダヴィンチの最後の晩餐 の画像

“The Last Supper”

Acrylic paint on canvas
約 61×46cm

  • アダム・リスターのアート フェルメールの牛乳を注ぐ女 の画像

“The Milkmaid”

Acrylic paint on canvas
約 46×61cm

Adam Lister x A BATHING APE®

  • アダム・リスターのベイプ スタディ #4の画像

BAPE STUDY #4

Watercolor on paper
約 30×30cm

  • アダム・リスター×ア ベイシング エイプ® Tシャツの画像

Adam Lister x A BATHING APE® Tシャツ
(S・M・L・XL・XXL) 11,000円

2.インタビュー

  • アダム・リスターのプロフィール画像

Profile
アダム・リスター(Adam Lister)

1978年生まれ、ニューヨーク州ラインベック在住。ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツを卒業後、絵画・彫刻・版画・ファッション・デザインなどを手がけるビジュアル・アーティストとして活動。世界中のギャラリーで作品を展示するほか、さまざまなブランドや店舗、アーティストとのコラボレーションも行っている。

作品の創作プロセスやインスピレーションについて教えてください

私の創作は常にドローイングからはじまります。まず、シンプルな下絵を描き、構図を考え、自分のテーマを描きだしたら、デッサンをもう一度見直して、大きさの違う直角の形に分解。元の絵が識別できる状態を保ちつつも、主張し過ぎないと感じるまで描いていきます。
次はペインティングのプロセス。明るい色から暗い色へと徐々に色を重ねていきます。私はこのプロセスが大好きで、特にキャンバスに触れ、絵具を混ぜ合わせるという創造的な行為は、私の芸術活動にとってとても重要なことなのです。

作品のインスピレーションは、人生のあらゆる部分から得ています。子どもの頃の思い出、いま興味を持っていること、世界のポップカルチャー・スポーツ・ファッション・音楽・歴史など、すべてが描く題材の選択に役立っています。

ピクセルアートを描くようになったきっかけを教えてください

ピクセル調の作品を描く前までは、雑然とした動きのある半抽象画を描いていました。これらの初期の作品は、ニューヨーク派の抽象表現主義に強く影響を受けたもので、色彩と形による実験的な試みに過ぎなかったと言えるでしょう。その後徐々に、絵画にさまざまな新しい要素を取り入れるようになり、境界をより際立たせ、平らな表面を選ぶようになりました。絵具を塗りたくったり、荒々しい線画を描いたりするような乱雑さを取り除いていったのです。

こうして、私の作品は滑らかなエッジと色調豊かな色彩で埋め尽くされるようになり、抽象的なアプローチに重点を置くのではなく、実際のイメージを参照し制作するようになりました。
私のペインティングはピクセルにインスパイアされたものですが、単なるデジタルのピクセル画像よりもさらに複雑です。私が空間や物体を表現するために使っている形は、幾何学的なものですが、それと同時に有機的な側面をもっています。色のブロックをちょうどいい位置に配置することで、曲線・対角線・境界線を表現しているのです。

親しみ深いイメージをモチーフとすることにどんな理由がありますか?

私は常に、自分の作品が歴史や世の中と結びついてくれることを期待しています。抽象化されていてもオリジナルの作品をすぐに認識できるほど、特定のイメージが世界的に認知されているという考え方が好きなのです。私たち人間はある種の基本的な特徴を持ち、それをもとに文化的な生い立ちや個人的な興味に基づいて、特定の記憶を分かち合っているのだと考えています。

最後に、伊勢丹で初めての個展を開く意気込みを聞かせてください

この展覧会を開催できることを光栄に思いますし、とても楽しみにしています。今回の展示では、幼少の頃に憧れていた古典的な美術作品をもとに作品を発表します。伊勢丹はアーティストやクリエーターにとって特別な場所です。素晴らしい機会をいただき、とても感謝しています。